唐草倶楽部は 5月15日-16日に『 KARAKUSA Cafe 2010 』を開催いたしました。

アーティスト・ファイル

陶芸家・村岡魯檀氏の作品には一度見たら忘れられないようなすごみがある。

唐草・渦巻きを好み、それらをモチーフとした作品を次々と生み出す。
難しいといわれる、柿釉の柿色を徹底的に追求している作家としても
知られる。

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1948年 茨城県に生まれる。
    74年 早稲田大学理工学部卒業。
    78年 瀬戸窯業訓練校修了。
    82年 愛知県瀬戸市に「工房む」を設立して独立。
    90年 八ケ岳山麓大泉村に工房を移転。
2009年 村岡修至より村岡魯檀に改名

84年以降、各地ギャラリーにおいて作品展を開催。

身じろぎをしない渋く落ち着いた柿釉の独自な世界にファンは多い。
そぎ落とせるだけそぎ落とした虚飾のない薄ものから、縄文の荒ぶる息吹をよみがえらせんとするばかりの野太い造形領域が共存している。
and/orより転載


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平成21年3月18日(水) - 24日(火)
村岡魯檀陶展〜アンティークモダンの世界〜
日本橋高島屋7階ギャラリー暮しの工芸
より



〈 2012 作品展によせて 〉

 〜 作品つくりの始まりの 心揺さぶるものと
  その30年の移り変わり・・・今展に寄せて 〜

 情念・愛・想念・心情・魂・内なる神・1なるもの(The One)____
目に見えないもの、内面の感情、葛藤、思考を超え直接焼き付けられた"エネルギー"を、純粋に『かたち』に置き換えて、表現するという試みを続けてきました。
 ところがあるとき、その目に見えないものを包み込んでいる肉体が有限であることに気づきました。その時に感じた、限りあるものへの愛着、置き去りにしてゆくものへのいとおしさを、肉体という形態を通して表現する方向に変わってきました。それは自分の内的な欲求や、身体感覚の中から表現するスタイルで、自分の肉体、または肉体の一部が強いリアリティの拠り所になっています。
 近年、肉体の一部(女性の唇や足、お尻など)、または女性そのものをデフォルメした作品づくりに取り組み、生殖や繁栄でも、エロティシズムでも、まして女性の美でもない、生命の愉悦と "エネルギー"そのもの、その肉体の中にあるであろう目に見えない "もの"(私が探求してやまない内なる神)を、それを包み込む 『肉体というかたち』で表現しようとしています。同時に、消失を抱えた肉体への悲哀を、ほんの少しの皮肉をスパイスに(『顰蹙を買う』といういたずらっぽい表現が好きです)観る者の微笑や苦笑を誘い、いずれ終わりが訪れるものの尊さを、謳歌できればと思っています。
一緒に楽しみましょう。そしてほんの少し幸せになって下さい。
                                                                             村岡 由梨
                                                                                            
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陶芸家の村岡由梨氏は、心の中に渦巻く様々な想いを、純粋に
感じたままの"かたち"に置き換えていく作業をくりかえし続けている、
という。 

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ときにユーモラス、ときにエロティックなイメージを見せる村岡氏の
オブジェは、美しいと同時に見るもののこころの奥深くに迫ってくる
強さを持っている。

スピリチュアル哲学・西洋占星術・気学・経済経営学などに造詣が深い。


1953年 東京都に生まれる。
   74年 文化服装学院デザイン専攻科ファッションデザイン課程卒業。
   77年 愛知県瀬戸市にて作陶活動をはじめる。
   82年 「工房む」を設立。
   90年 八ケ岳山麓大泉村に工房を移転。
   84年以降、各地ギャラリーにおいて作品展を開催。

陶磁器デザインコンペティション、日本クラフト展、朝日現代クラフト展、中日国際陶芸展、朝日陶芸展、陶芸ビエンナーレ入選


勝原晋一氏は、モダンな和テイストのものを扱うネットショップ
「ジパング・イズム」を運営し、これまで、さまざまなジャンルの
作家を世に送り出して来た。

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2010年3月、甲斐駒ケ岳山麓に位置する武川の地から、タイ・バンコク
に居を移す。
勝原氏は、自らの原点が青山学院大学時代の「探検部」にあると語る。
あるときはボルネオの「人食い人種」の部落へ行き、またあるときは
 沖永良部島(おきのえらぶじま)の鍾乳洞を1ヶ月間探検したりした。
今までに30カ国を旅してきたという勝原氏。
現在はカンボジアとタイを行き来する生活が続く。
山梨県は八ヶ岳のふもとに住まいと工房を持つ岡田勝美氏。
大自然からのエネルギーを日々受け取り、作品に昇華させる
生活を送る。
住まいである「アルプスの家」には、ときおり妖精が姿を現し、
岡田氏に話しかけるという・・・

「建築のOka」


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上野賢二氏は、渦巻き・唐草・龍を愛する漆喰アーティスト。
その他、オーパーツ *にも関心を寄せる。

宇宙の神秘など抽象的な事象を、漆喰という素材を使って
繊細な形で表現することを得意とする。

* オーパーツとは、Out Of Place ARTifactS、場違いな加工品。


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『 KARAKUSA Cafe 2010 』会場の空間コーディネートを一手に
引き受けるのは、Luster Lotus 主宰の佐久よし美氏。
アジアンテイストの空間演出はたいへん魅惑的で、定評がある。


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今回の演出には蓮の花が登場するとのこと。
彼女の織りなす繊細なペーパークラフトが美しい。


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青柳晴子氏は、アンティーク蜻蛉玉のアクセサリ作家。
制作者集団「唐草倶楽部」を主宰。

自身のブランド「haru.Japan」では、"自分らしく生きる"
を、そのコンセプトとして掲げる。

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2008年夏には『haru.Japan展』を開催し、好評を博す。
2010年秋には『haru.Japan展』 in 上海を開催。


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当イベントのほか、
他分野で活躍するアーティストとのコラボレーションなども
積極的に行っている。
今後は、チャリティ・アクトなども行う予定。

http://aoharu-earth.com/index.html
http://aoharu-earth.com/karakusa-club/
http://aoharu-earth.com/HARU_1st_short/haru_in_Bali/top_haru.html
http://aoharu-earth.com/haru_in/haru_in/







唐草倶楽部aoharu-earthharu.Japan の web デザイン/アート・ディレクション担当。曼荼羅好き。世界を「曼荼羅眼鏡」で見ることをモットーとする。


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【 もりの音楽たい 】

100401_103103.jpg>>> member

*イチ
(ジャンベ、ホーメイ)
*倍音グルーヴ 
  (ディジュリドゥ、Digital楽器、ジャンベ)
*地球丸
  (ジャンベ、シタール)


>>> message

「楽器は本番当日色々と増えていると思います。決まった形、決まったリズムはありません。楽器も習ったわけでなく触って独自の使い方で覚えてきました。今、その時でしかできない音を皆それぞれの感情を音とリズムで表現しています。自由です。皆自由が好きです。飛び入り参加大歓迎です。皆さんも一緒に童心に戻った気持ちで一緒に楽しめたら幸いです」


◎ カラクサライブ! MCは、唐草倶楽部所属 造形作家 上野美穂が担当します。