上海アートはパワフルだった!

Mandala Design sachi です。

 

ひとつき以上も前のことを書くのも気が引けますが、
かの地も上海万博開催で盛り上がってもおりますゆえ、
ポストさせていただきます。

 

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去る3月25日-28日、唐草倶楽部主宰のharuさんとともに、中国は上海に行った。

 

旅の目的はふたつ。
メインのミッションは、今秋開催予定の haru.Japan展 in 上海の
ギャラリーの打ち合わせ。
ふたつめは、「上海のアートシーンを探る!」ということだった。
このポストでは後の方について書こうと思う。

 

現地では友人のミュージシャン・チャンティさん(日本人)が
流暢な上海語を使ってわたしたちを様々な場所にナビゲート
してくれた。
(旅の最終日に彼女の曲を聞く幸運に恵まれた。感涙。彼女は
将来必ずや大きくなるでしょう!ホンモノですよ)

 

訪れたM50(莫幹山路50号)で、わたしたちは中国現代アートの
いきおいを嫌というほど思い知らされることとなった。

 

 

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―M50:上海でもっともクリエィティブな所
M50は、アーティストたちが莫幹山路50号につけたニックネームだ。普通の上海市民にとって、莫幹山路50号は、老朽した工場の作業場でしかない。しかし、アーティストたちの目には、ここは芸術を育む宝の地である。最初のアーティストたちが莫幹山路にある広いロフトを借りて自分のアトリエにした時、これらのロフトの運命は、ニューヨークのソーホー区と同じように、徹底的に変わってしまった。敷地面積35.45ムー(1ムーは1.667アール)で、1930年代以降、各時期に造られた4万1000平方メートルの工業建築を持つ莫幹山路50号は、今は上海の流行文化の新しいランドマークとなっている。―

 

「中国画報」より
http://www.chinapictorial.com.cn/jp/se/txt/2009-06/26/content_204272.htm

 

 

多くのギャラリーでの印象をあげていくと、まず、作品にとにかく勢いがある!
どれもこれも、力が吹き出しているようなイメージ。
これは、この写真だけでは伝わらない。
ギャラリーには、その絵の前に実際に立たないと感じられないようなものが充満していた。
次に、創作において、あらゆる枠をとっぱらってしまっている感があった。
絵画はこうでなくてはならないというとりきめなんかまったく関係ない、といった感じであった。
以前、国立新美術館で『アバンギャルド・チャイナ!』展を観たが
http://carakuri.jugem.jp/?eid=33
それ以上の衝撃をどのギャラリー内でも感じさせられた。
アートを志す日本の若い人に是非見てもらいたいと思った。

 

まだ上海の表面を見ただけに過ぎないが、自分の中の中国の印象は確実に変わった。
上海の人の美的感覚は非常に高い。
中心部の街並などは、とても洗練されていて、そのレベルは個人的には東京の上を行っていると思ったのだった。

 

 


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